岡崎さん頑張ったんだけどなぁ……。
 スピードスケート陣に関しては運のなさを感じました。
 加藤の一回目の直前の転倒→製氷なんてその最たる例。
 まぁ、これも運です。仕方がない。

 一方、採点種目の方……特にスノーボードHPはひどい結果でしたねぇ。
 どうも日本は強化方針を間違ったようですな。
 今回のオリンピックに関しては、レベルの高い技を成功させることより、難度は劣っても、完成度の高い技に高得点が出る傾向があるのではないでしょうか。
 日本は、難度の高い技への挑戦に走りすぎた気がします。

 例えば、女子モーグル
 優勝したジェニファー・ハイルのエアーは確かアイアンクロスの入ったヘリコプター+アイアンクロスの入ったバックフリップ。上村のヘリコプター+コークスクリュー720よりは難易度は低い技のはずですが、エアー点ではハイルの方が高得点が出ています。
 そもそも、モーグルはターン点とタイム点の割合が計75%。エアー点は25%にすぎません。ターンのスピードに劣る上村は、あそこまで難しいエアーに走るよりは、ターンの練習に時間を割く必要があったのではないかと思えてなりません。

 スノーボードHPに至っては、日本の選手とアメリカの選手を比べてみれば違いは一目瞭然。エアーの高さ・回転・グラブの入れ方……全てにおいて日本の選手は劣っていました。
 今井でさえ、例えメロウセブンが決まっていたとしてもメダルは厳しかったのではないでしょうか。
 なめてた……というのは言い過ぎでしょうが、完成度を重視する採点を理解していなかったのは敗因の一つでしょう。

(もっとも、上村に関しては、決勝、カリー・トゥローのあの演技(アイアンクロスの入った(←私の勘違い。コークスクリューは元々アイアンクロス入ってましたね)コークスクリュー720+アイアンクロスの入った高さのあるバックフリップ)の後に滑ることになってしまったことで、エアー点が打ち止めになってしまったという点を考慮すると、不運と言えなくもありませんが……。)