……結局のところ日本人は、株式、そして投資というものに対しての認識が甘すぎるんじゃないだろうか?
 「分散投資」というどの本にも書いてある大原則を守らずに「ライブドア信用全力2階建てーー!!!!」なんていう大バクチに手を染める大バカ投資家、なんてのはその象徴だろう。
 信用取引って要は株を担保に金借りてやってるってことでしょ?追証に耐えられる資産のないヤツは絶対にやっちゃだめだろ。自分の資産状況も顧みず、M&Aをし続けないと終わることが見え見えの自転車操業会社に全財産かけるなんて、もはや投資ではなくて投機ではないか。
 ライブドア株主(というよりは堀江信者と言った方が適切か)のブログを覗いたけど……悲惨だね。揃いも揃って人生終了じゃん。まぁ堀江なんかに陶酔しきってるようじゃ遅かれ早かれこうなるよ。株、しかも信用取引で作った借金は原則免責にならないはずだから一生借金取りに追われる訳か。まぁ、自業自得だわな。

 あと、株について入門書読んだだけでろくに勉強もせず、ろくな資産もない奴らにひょいひょい信用枠を与える証券会社は何を考えてるんだ?日本の証券会社は「適合性の原則」という言葉も知らないのか?

 あくまで投資は余剰資産で、複数商品に投資することでリスクを分散させ、かつ生計に支障のない範囲で行わなければいけない。この大原則を改めて感じた「ライブドア・ショック」でした。

 ……まぁ私は株なんぞやる金すら有りませんがね……貯金は100万以上有るけど4月からの学費とその先の大学院進学費用で全て消えます。ネット定期に入れておくぐらいしかできませんよ……。